ホワイトニングは痛いの?痛む原因や対策を知ろう!

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ホワイトニングは歯を白くできるため、興味がある方もいるでしょう。ホワイトニングの施術には、痛みがあるのでしょうか。基本的には痛みませんが、施術方法やホワイトニング後の行為によって、痛みが出ることもあるようです。

これから、ホワイトニングと痛みの関係について、ご説明します。ホワイトニングに興味のある方は、参考にしてみてください。

ホワイトニングの種類とは?

ホワイトニングは、自宅で行う「ホームホワイトニング」と歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」があります。ホームホワイトニングは、歯型に合わせたマウスピースを作製し、自分でホワイトニング液を注入する方法です。

1日に約30分~1時間実施し、定期的に歯科医院で確認をします。効果が出るのはゆっくりなので、なるべく毎日行うといいでしょう。ホームホワイトニングでの治療は、通常1ヶ月程度で終了します。一方、オフィスホワイトニングは、歯にホワイトニング液を塗り、専用の光を当てる方法です。

1週間に1回来院し、20分ほどの施術を受けます。効果を発揮するのが早く、数回行うと白くなることが特徴です。また、ホワイトニングで感じる痛みとは、しみる程度のものです。ズキンズキンと頭まで響くような痛みを感じることは、ほとんどありません。

しかし、誤った方法をし続けていると、痛くなってしまう可能性があります。ですが、オフィスホワイトニングでは、歯科医師が治療をするので、誤った方法をすることはないでしょう。片や、ホームホワイトニングは、時間や方法を間違っていても、誰も指摘してくれません。

つまり、ホームホワイトニングは正しい方法を理解していないといけないのです。ホワイトニングは、神経が残っている歯に行います。神経が死んでしまった歯は、灰色に変色することが特徴です。この変色には、ホワイトニングは効果がありません。

ホワイトニングに効果があるのは、健康な歯が黄ばんでしまった時です。加齢や嗜好品などで変色したものには対応できますが、神経がない歯の変色には、ホワイトニングしても意味がないと言っていいでしょう。つまり、神経が残っている歯にホワイトニングをするので、施術によって痛みを感じる時があるのです。

歯の表面が痛みを感じるメカニズム

ホワイトニングで感じる痛みは、知覚過敏による痛みです。虫歯や神経の炎症はズキンズキンと継続した痛みになります。一方で、知覚過敏は冷たいものや熱いもの・風などに当たることで、一瞬の痛みを感じるものです。歯の構成成分として表面にエナメル質、その内側に象牙質があります。

エナメル質は刺激を加えても痛みを感じません。よって、歯に痛みをもたらすのは、象牙質です。エナメル質が溶けてしまうと、象牙質が露出してしまい、内部にある神経に刺激が伝わることで痛みを感じます。ホワイトニングは薬液によって歯の表面構造を変化させているので、象牙質へ刺激を伝えやすい状態になっていると言えるでしょう。

ホームホワイトニングで感じる痛みとは?

ホームホワイトニングは自分でマウスピースをつけるので、時間を誤ってしまうことがあります。通常は約30分から1時間程度です。決められた時間よりも早く終了するのは問題ありません。ホワイトニング効果は薄れますが、痛みへの影響はないでしょう。

もし、決められた時間よりも長くつけてしまった時は、注意が必要です。歯の表面にあるエナメル質が溶け始め、象牙質にある穴が開き、痛みを感じてしまいます。また、ホームホワイトニングをする時は、食事以外なら何をしていても大丈夫です。

テレビや読書などをしながらでもいいでしょう。ただし、時間を忘れてしまうことをする場合は、タイマーなどで時間を把握することが大切です。そして、ホワイトニング後は、レモンや炭酸飲料などの歯を溶かしやすいものは避けましょう。

刺激物の飲食も控えます。加えて、ホワイトニング直後の歯ブラシも、しみやすい原因になるため注意が必要です。中でも、研磨剤が入っている歯磨き粉を使うと、敏感になっている歯の表面に、さらに刺激を与えてしまいます。

したがって、ホワイトニング後は研磨剤が入っていなく、発泡剤や色素がないホワイトニング用歯磨き粉を使うことが望ましいです。

オフィスホワイトニングで感じる痛みとは?

オフィスホワイトニングでは、ホワイトニング液の濃度が高く設定されています。痛みを感じない程度にはなっていますが、歯質の状態で痛みの感じ方は異なるでしょう。よって、しみる感覚になる人もいます。また、歯肉が退縮している人は、そこから歯根部分に薬液が入り込み、しみてしまうでしょう。

ですが、通常は歯肉保護剤をつけて、歯肉と歯の間を埋めるので、薬液が入り込むことはありません。なお、オフィスホワイトニング後にしみてしまっても、しみ止めの薬を塗って対処してくれます。

自己判断でホワイトニングをすると、痛みを感じることがある

ホワイトニングは、歯科医院で診てもらってから始めるものだけではありません。ホワイトニング商品を購入して、自分の判断でする人もいるでしょう。市販のホワイトニング剤では、専用薬液を塗ってから数分置き、歯ブラシをすることで白くなるものがあります。

その他には、口腔内専用消しゴムやシールなどを使って、ホワイトニングする商品です。市販のホワイトニング商品は個人で使用するため、痛みを感じるような強い薬液は使用していません。しかし、ホワイトニングをする人の口腔内が健康ではないと、しみてしまうことがあります。

具体的には、虫歯や歯根露出・歯の破折・亀裂は、しみやすい原因になるでしょう。例えば、虫歯になっている歯は、冷たい液体や熱い液体・刺激などで痛みを感じてしまいます。特に、大きく穴が開いている時は、神経を刺激しやすいです。

そのため、ホワイトニング剤が虫歯の穴に入ると、痛みを感じることがあります。また、歯根破折や亀裂は、歯の内部に薬液が入り込んでしまうでしょう。

最初はしみなくても、徐々にしみてしまいます。歯根露出している歯はもともと知覚過敏になりやすいので、薬液によってさらにしみてしまうかもしれません。したがって、市販のホワイトニング商品を使う場合は、歯科医院で虫歯や歯根露出などがないか、確認してもらってから行うのが望ましいです。

自己判断で始めてしまうと、痛みを引き起こす可能性があります。ですから、口腔内に虫歯や歯周病などの問題がある時は、それらを悪化させる原因にもなりかねないので、ホワイトニングをするべきではないのです。歯科医院で行うホワイトニングも、全ての治療が完了してから行います。

また、スケーリングや歯面研磨で落ちるヤニなどは、歯科医院で落としてからホワイトニングをする方が、効果は出やすいです。

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